パートナーにイライラすると涙が出るときはありませんか。
なぜ涙がでるのかわからなくて、そんな自分が嫌になってしまってさらにイライラしてしまいますよね。
実は、そのイライラの原因は「悲しみ」。
あなたがイライラしている意味は本当は「悲しみ」を感じたいから。
だから涙がでるのです。
この記事では、イライラすると涙が出る原因と意味、さらにその対処法をお伝えします。
こんな方におすすめ
- イライラすると涙が出るのが嫌
- 爆発しそうなイライラを抱えている
- パートナーとのケンカでイライラして涙が出る
- イライラして涙が出るの対処法が知りたい
この記事を読めば、イライラすると涙が出る原因と、幸せになる対処法がわかります。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
イライラすると涙が出る原因は「悲しみ」の感情
パートナーとケンカをした時、わかってもらえない時に心が爆発しそうな怒りを抱えたことはありませんか。
そんな時に涙が出てくる原因は「悲しみ」という感情が、怒りの感情の根っこに存在しているからです。
実際にこの「怒り」という感情は、第二次感情なのです。
第二次感情とは何かと言うと、二番目に出てくる感情ということ。
怒りのメカニズムを「バケツと水」に例えてみましょう。
一次感情である悲しみを「水」だとします。
バケツはあなたの堪忍袋です。
そこに、あなたが悲しみを感じたときに水がポツンポツンと入ってきます。
徐々に水がたくさん入ってくると、バケツがいっぱいになり、水があふれだします。
これが「怒り」という感情です。
あなたの心というに水(悲しみ)がたまり、ある一定の量を越えたらこぼれてしまう(怒りという感情が発生)わけです。
人はいろいろな物事に対して怒りポイントを持っていますが、
どれもイライラの原因となるものは一次感情です。
イライラの原因「悲しみ」は第一次感情
怒りの根源となる原因と感情として以下の感情があげられます 。
- 悲しみ
- 不安
- 寂しさ(孤独感)
- 恐怖
- 苦しい、嫌だ(嫌悪感)
これだけ見ても気付く人はいるのではないでしょうか。
「私は、本当は悲しかったんだ。」
「本当は寂しかったんだ。」と。
感情はしっかりと感じることが大切です。
「自分は悲しかった」と思って、感じて、涙を流していいんです。
それがあなたの心を癒すことになるから。
イライラの原因となる体の状態
さらにこれだけではなく、以下のような体のコンディションの時も原因になります。
- 疲労
- 睡眠不足
- 運動不足
- 栄養不足
- ホルモンのバランス(生理、妊娠・出産、閉経)
疲れたときには、別に大したことではなくてもイラッとするときはありますよね。
それがまさにイライラする原因となる体のコンディションの状態です。
さらに、運動が不足していると人によってはイライラしやすくなったり、栄養不足のためにイライラしやすくなったりします。
アーユルヴェーダでは、食事やその人の生まれ持った気質においても、
イライラのしやすさが違うといわれています。
気になった方は、以下の記事を読んでみてください。
秋はピッタが乱れる!イライラしたらアーユルヴェーダを実践!
【アーユルヴェーダ】食べ物を選ぶ上で大切なことは?全体質向け
イライラして涙が出るのは悲しみを感じたいから
そうなってくると、イライラした時の涙は本当はどういった感情なのか。
お伝えした通り「悲しい」や「寂しい」という感情です。
あなたの体は「悲しい」という感情を本当は感じたいのですが、
イライラしているときは相手に対して矢印が向いているため、
自分の感情に見向きをするというよりも、相手を攻撃をするモードになっています。
つまり、自分の「悲しい」という感情を無視したまま、
「相手をとっちめたい!!(怒)」という興奮状態。
でも、パートナーのことは本当は大切に思っているから、
「とっちめたい!」という怒りを伴った表面的な思いと、
心の奥の本心の間に矛盾が生じているのです。
【表面】「なんわかってくれないの!本当にぶちのめしたい!(怒)」
【本心】「大切な人に自分の気持ちをわかってもらえなくて悲しい。
独りぼっちで誰も助けてくれないような感覚。怖い。」
どんなときも体は素直で、あなたの本当の想いを表現します。
なぜなら、心と体はつながっているからです。
そして、体の反応に対して「なんで涙なんか出ているの?」という状態は、
自分の気持ちを感じることをすこしおざなりにしている可能性があります。
でも、「どうしてイライラしているのに涙が出るの?」という疑問を持ったあなたは、
本心に気付く最高のチャンスをつかんだのです。
あなたの心を知れば、生きづらさは少しずつ解消されていきますよ。
そもそもイライラや怒りは敵から自分を守る感情
そもそもイライラ、つまり「怒りの感情」とはなんであるのでしょうか?
その答えは……「怒りは自分を外敵から守るための感情」です。
つまり、怒りをパートナーに向けているということは、体や心からしてみれば、
「私はパートナーから危害を加えられている!危機にあっている状態だ!立ち向かえ!!」と
認知(心が認識)している状態なわけです。
敵から身を守る感情とはどういうことか。
実際に例をあげていきましょう。
深夜に夫がドタバタと物音を立てて帰ってきました。
やっと寝静まって残っていた家事を片付けているあなた。
夫が帰ってきた物音に、こどもは目を覚ましてピッカーンと覚醒!
「パパ~!」なんて大興奮。
夫は子どもにお土産のお菓子をあげます。
それに大喜びの子ども。そして言います。
「お母さんのおやつよりおいしい!」
「そうだろ~お母さんはケチだもんな~」
いやー、これは怒りますね。怒りがふつふつと湧いてきます。
そんなことがあったら怒るのも当たり前です。
しかしそこで考えてほしいのです。
なぜ「怒り」という感情が発生するのでしょうか。
それは先ほどお伝えした「一次感情」がヒントです。
人によると思いますが、こんな感じの感情が怒りの下にあるのではないでしょうか。
- 自分の努力をないがしろにされて悲しい
- 子どもの歯磨きをもう一度しなくてはいけなくて、自分の時間が減る落胆
- もう一度寝かしつけをする労力が必要であるという落胆
- 歯磨き後にはおやつをあげないという約束を守ってくれなかった悲しみ
- 育児を一人でしているような孤独感
- 愛している2人に裏切られたような悲しみ、孤独感
このような感情があるのではないでしょうか。
実際、この例は私が経験したもので、この感情も私が感じたものです。
これらの感情が怒りのベースとなることです。
つまり悲しみがベースとなって怒りを生み出しているのです。
さらに言えば、それを悲しみだと感じるのは、幼少期の親子関係や傷つき体験などが影響してきます。
この話は深くなるので、ここでは割愛します。
イライラされた人は「攻撃された!」と思う
さて、怒りとして表現することによって、パートナーはあなたにどのように接すればいいのかわからなくなってしまいます。
なぜなら
自分の本当の感情を理解していない
もしくは、理解していてもそれを表現していないからです。
さらに、イライラや怒りは相手を攻撃する感情です。
理由がわからない中で攻撃されたら、パートナーはあなたから逃げるか
あなたに立ち向かうかおうとするはずです。
そして、ことをさらに厄介にしてしまうのが、
「何故私をわかってくれないの?!」とさらに怒る人。(かつての私です笑)
でもそれは無理難題なのです。
自分自身も元となる気持ちに気付けていないと、
パートナーにどうしてほしいかという対処法を提示できないからです。
なので、まずはイライラしたときには、
「私は悲しいのかな」を考えてみると良いでしょう。
イライラしたときに自分の本心を発見するワークを、すぐ後でご紹介します。
ぜひ読み進めていってください。
昔々の人間は、外敵だらけで、自分の身を守っていかないといけませんでした。
そんなときに、怒りという感情で自分を奮い立たせて、
火事場の馬鹿力のようなエネルギーを発揮して、
危機を乗り越えられた者だけが生き延びられたわけです。
生物学的なこのお話は、また別のところでも詳しくしようと思います。
イライラすると涙が出る意味は、悲しみを感じたいから
ここまで読んでくださったあなたなら、何となくわかるはずです。
イライラすると涙が出る理由は、悲しみを感じたいからなのです。
体はあなたの心より時に素直で、このように訴えかけているはず。
「私は悲しいんだよ」
「こんなに孤独感を感じてるの」
「寂しいんだよ」
「優しくしてくれないのは辛いの」
でも、イライラしてそれに気づかずに戦闘態勢に入ってしまうと、
大切なパートナーとさらに亀裂が入ってしまって、辛さに拍車がかかります。
「私はあなたにやさしくされたいだけなのに、どうしてこんな風に対立しなくちゃいけないの。」
「本当は仲良く幸せでいたいのに」
きっとこんな風にあなたの本心は思っています。
なので、本心をしっかりと感じてあげるのが、あなたがした方がよい対策です。
アンガーマネジメントのように6秒待ったり、別の部屋に行っても、
「怒り」という湧き出てきてしまったものをコントロールするだけであって、
その根本であるバケツに溜まった水は無視されてしまうだけなのです。
そうすると、結局何度も同じことの繰り返しになってしまいます。
もう一度言いますが、あなたはあなたの本心をしっかりと感じてください。
イライラ涙の対処方法は「怒り」の本当の理由を知ること
なので怒った時には以下の2ステップでコミュニケーションすると良いでしょう。
1、本当の自分の感情を見つける
イライラして涙が出るときには、このワークをやってみてください。
きっとあなたの本心がみつかるはずです。
- イライラの下に「悲しみ」が隠れていることに気付く
- イライラしたら「自分は悲しいんだ。」「何に悲しいの?」と自分の心に言ってあげましょう。
- 心の奥底で「理解してくれなくて悲しい」「独りぼっちでこわい」という悲しみの心を見つけることができるはず。
- 正しい・正しくないはありません。他人にどういわれようと自分の感じたままがあなたの本心です。
このワークをしてみて、本心に気付いたなら、怒りは少し収まっているはずです。
あとはどうすればその状況を変えられるのかを考えてみましょう。
2、可能なら「私はこうしてほしかった」と伝える
感じた本心を隠していても、おそらくパートナーは気付かずに同じことが起こってしまいます。
そこで、勇気を出して伝えてみてほしいことは「私はあなたに○○してほしかった」ということ。
ポイントなのは「私は~」という主語にすることです。
例えば先ほどの例で言うと
「私の育児の努力を無視されたようで悲しかった。
だから、歯磨き後にはおやつをあげないと協力してほしい。」
みたいに。
そうすると、怒り狂って「お前はとんでもない父親だ~~~!!(怒)」というよりも、建設的です。
なにより、パートナーはあなたを理解してくれて、よっぽど人格障害でない限り、あなたに協力してくれるはずです。
「あなたは~」を主語にすると、ついつい否定的な言葉が飛び出してしまうので、
「私は~してほしかった。私は~の気持ちだった」と伝えてくださいね。
3、イライラに隠れた本当の感情を癒す
さらに時間や心に余裕がある人は、イライラに隠された本当の感情を癒してあげられるといいかもしれません。
もちろん1~2のステップで解決するならばそれでOK。
でも、しょっちゅうイライラするポイントがあった場合には、生きづらさの原因になっている根深い感情があるかもしれません。
なので、その場合は幼少期の親子関係での傷や、過去にできてしまった心のクセをチェックしてみるといいと思います。
自分に向き合わないでいると、辛さはそのままになってしまうことはよくあることです。
でも、焦らずに。余裕のある人だけで大丈夫です。
このサイトでも、これからどんどん心のクセ生きやすくするワークをご紹介していきますので、それを見て実践してほしいと思います。
また、本当の感情を癒したいと思ったら、MISAKIがやっている無料メルマガもチェックしてみてください。
「怒り」を理解すれば「本当の自分」で生きられる
「怒り」という感情は、「自分は本当はこうしてほしかった」という思いを時に覆い隠してしまいます。
その感情はもっと深堀できるということを知らない人が多く、
自分の「怒り」という感情に振り回されてしまっているのです。
でも、ここまで読んでくれたあなたなら大丈夫。
あなたの奥底にある本当の気持ちを見つけてあげられるはず。
自分の心の奥底では「こんなことが思いがあったんだ」と。
そうすれば、その思いをパートナーに伝えるだけ。
イライラして涙が出るのはなぜだかわからない!という状態から、
イライラの原因である、奥にある自分の本当の感情に気付けるというのは、かなり大きな躍進です。
焦らず、一歩ずつやっていきましょう。
合言葉は「私は悲しかったんだ」です。
あなたの心をじっくり感じてくださいね。