ピッタ単体体質や、複合タイプでもピッタが多い人に向いている運動やエクササイズを紹介していきます。
ダイエットや健康維持に運動をしたいと考えているあなたはぜひとも最後まで読んでみてくださいね。
この記事の内容
- ピッタ体質におすすめな運動・エクササイズ
- ピッタ体質の人がしない方が良い運動・エクササイズ
ポイント
ドーシャチェック(アーユルヴェーダの体質診断)を行っていない人は、以下からやってみてくださいね。
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【体質診断】アーユルヴェーダで自分のドーシャチェック!
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関連
ほかのドーシャ(体質)について書いた記事はこちらです。
ヴァータ体質、カファ(カパ)体質の人は以下のものを参考にしてみてください。
ピッタ体質におすすめな運動
- ヨガ
- 水泳
- サーフィン
- スキー
- 登山
- 釣り
ピッタ体質の人はこのような運動が適切です。
上で挙げたもの以外にも、ピッタに良いものかどうかを判断するなら、それが「他人に勝つためのスポーツではないこと」を基準にしてみると良いと思います。
ピッタは闘争心や誰かとの対抗意識をもったときに増えて(=乱れて)しまいます。
自分自身の心と体のバランスをとるためには、特にピッタの人は他人に競争心をもつよりも、自分自身と比較してやっていた方が心身ともに整いやすくなります。
ちなみに、アーユルヴェーダにおいて適切な運動量は、額やわきのした、背中に汗が流れたときくらいまでといわれています。
「今は運動したい気分!」と思って激しい運動をしてしまうと、それが不健康につながってしまうこともあるので気を付けておきましょう。
ヨガ
ヨガはヴァータ、ピッタ、カファ体質どの人にも良いといわれています。
その理由はヨガは他人との競争ではなく、自分の体の様子を観察しながらポーズをとるものだからです。
ヨガ教室やスポーツクラブで行うヨガで隣の人やインストラクターさんのポーズが気になって自分も頑張ろうと思ってしまいがちですが、それはできるだけ控えておきましょう。
自分自身の体のこえに耳を傾けて、伸ばすところ、伸びにくいところを意識して行うと、一種の瞑想のような感覚が味わえるはずです。
これによってヴァータ体質の特性である外向的な要素をいったんとどめておける上、ピッタの持ち味である集中力を向上させることができます。
呼吸に集中するヨガや、激しすぎないストレッチを含むものにとりくんでみてはいかがでしょうか。
水泳・サーフィン
水泳やサーフィンはピッタの熱の性質を落ち着けるのにぴったりな性質です。
水の中で行う競技なので、体を動かしても熱が体にたまることが無いので、体をピッタで乱してしまう恐れが低くなるはずです。
また、自分の記録を抜くことに挑戦してみることで、自分の可能性をさらに伸ばすということはピッタの人には魅力的に感じるものだと思います。
スポーツをはじめ、人生のなかで人と競争したときの喜びと負けたときのくやしさが味わえますよね。ピッタの人はそのような状況を楽しんで、自分をさらに高みへと持って行こうとする向上心の高い人です。
なので、基本的には自分自身との競争をメインにして、たまに隣のレーンで泳ぐ人に勝つように泳ぐなどというように、競争のバランスは考えるようにしてみましょう。
スキー
ピッタは熱という性質があるので、それを冷ましてバランスをとるために寒い環境での運動が向いているといわれています。
なので、スキーやスノーボードなどをやってみるとよいでしょう。
その時の注意ですが、目をしっかりと保護してあげることが大切です。
もちろん、このようなスポーツをする際にはゴーグルをする人が多いはずですがこのようにお伝えしているのは、目はピッタのエネルギーが多く宿る場所だからです。
紫外線や光が雪の反射によって目に入ることによって、目のピッタが乱れて充血などの不調がおこってしまいます。
大丈夫だとは思いますが、ピッタ体質の人はその点を思い出してスノースポーツを楽しんでみると良いでしょう。
登山やハイキング
登山やハイキングなど自然の中を歩く作業はピッタの人にはよい運動です。
ルンルンハイキングというよりも、少し体力を使うトラッキング・登山がよいでしょう。ヴァータ体質に対してはハイキングが良いといったのは、体力がトリドーシャの中でもっとも少ないためです。
ピッタ体質の人は中程度体力があるので、ヴァータ体質の人よりも少しハードな運動をしても問題ないはずです。(もちろん、その時の体の状態をみて判断することは必要ですが)
そのなかで、誰かと競争するのではなく、自然を楽しみながら頂上に少しずつ上っていく自分の達成感を楽しんでみてほしいと思います。
森の中を歩くだけでも癒しの音や香り、土の感触などを感じられて、かなり心がおだやかになるはずです。
釣り
釣りはカファ体質の人が好きなものかもしれません。体を動かさずにじっと待っているのはヴァータ体質の人には退屈に感じてしまいます。
しかし、ピッタの人には水辺にいるのがおすすめです。
先ほどから言っているように、ピッタは熱のエネルギーがあるので、それが乱れがちな時には熱と反対の性質を持つ水辺にいくことでバランスが取れるからです。
そして、釣りは一種の狩猟行為です。ピッタの「これをとってやる!」というような目的を持った活動的な刺激を与えながらもそれを乱しすぎないのでちょうど良いですね。
投げて待っている釣りよりも、ルアーなどちょっとテクニックの必要な釣りに挑戦してみると、さらに楽しめる幅が広がるはずです。
マッサージ
マッサージは受動的な運動です。なので、運動ができない日は自分をいたわる気持ちを込めてマッサージをしてあげると良いでしょう。
運動をしないときでも、体の流れを浴してあげると体の中の老廃物が外に排出されやすくなります。そのため、アーユルヴェーダでは毎日の朝晩のセルフマッサージは老化を防止するとも言われています。
ピッタの人は頭に熱がこもってしまう傾向があるので、それを出すためにナヴァラタナオイルなどでヘッドマッサージをしてみるのもとてもお勧めです。
特に暑い季節の時には、このようなケアをしてあげると心地よく過ごせるはずですよ。
ピッタ体質の人が気を付けた方がよい運動
ピッタ体質の人はサッカーや野球などをはじめとした勝ち負けのあるスポーツが好きなはずです。
そして、体力もそこそそあるうえアクティブさもあるので、いろいろなスポーツや運動に興じることが多いと思います。
ですが、運動=スポーツと考えていると、それがピッタを乱してしまう原因になる可能性があります。
なので、ここではピッタ体質の人やピッタのバランスが乱れがちな人が注意したい運動をご紹介します。
暑さにさらされる運動はピッタを増やす
暑さにさらされる運動はピッタを乱します。つまり、炎天下で行う運動は要注意です。
夏になると「熱中症」という言葉がでてきますよね。これはアーユルヴェーダ的に言えばピッタの乱れです。
夏というピッタの季節に日光という熱を浴びてしまい、体のピッタレベルが上昇してしまっている状態ですね。
ピッタは特に暑さに弱いので、外が暑い時には軽い運動でも熱中症のような体調不良に見舞われることがあるので要注意です。
また、紫外線によって皮膚にダメージを負ってほてっているときも、ピッタが上がっている(=乱れている)という状態です。
皮膚はピッタのテリトリーな上、それが熱くなってしまっている状態はピッタの乱れです。しっかりと冷やしてあげることでバランスがとれます。
夏のビーチでリラックスしていたとしても、暑かったというだけでこのように体調不良になってしまうことがあるので、気を付けてくださいね。
競争心(攻撃性)を増やす運動はピッタを増やす
競争心を増やすような運動はピッタを上げる要因になります。例えば、スポーツです。
ピッタ体質の人はスポーツ好きな人が多いかもしれません。それというのも、もともと競い合うのが好きだからです。
現実世界で競い合うのが好きという性質を120パーセント反映してしまうと、社会を営む中で人間関係がむずかしくなってしまうことがあります。
なので、賢いピッタの人達は自然とスポーツという健全な形で発散する方法を選ぶことが多いようです。
そのスポーツでも、格闘技やボクシングなど相手を殴る・蹴るなどの行為をするものは、ピッタの攻撃性をあげてしまうことがあるので、心を落ち着けたいと思っているときには避けた方が無難です。
また、運動ではなくても将棋やチェスなどの頭を使って敵を倒すような、計算と集中力を高めるものもピッタを増やすものになります。
穏やかに過ごしてピッタの良いバランスをとろう
ピッタ体質に合う運動は、人と競わず、自分の限界に挑戦するようなものです。
そして、暑い中で行うものは避け、夏場はジムなどのプールや涼しいところでの運動をするようにしましょう。
もちろん、スポーツ好きなピッタ体質の人はスポーツをしてOKですが、ほどほどにするようにしておいてくださいね。
そのほかにも、自分の心を落ち着けるアクティビティを持っていると、心と体のバランスが整った誰もがうらやむ輝きをもつリーダシップを備えたピッタタイプになれるはずです。
ぜひとも日常の運動として、あなたに合うものを試してみてくださいね。