ピッタ体質やピッタが増大した時に向いている食事の性質や味から、おすすめの食材や調理方法と、ピッタ体質がとらない方が良い食事をご紹介します。
この記事の内容
- ピッタにおすすめな「食事の性質」
- ピッタが取り入れたい調理方法
- ピッタにおすすめな「食事の味」
- ピッタがとらない方がよい食事
参考
ピッタにおすすめな「食事の性質」
ピッタを整える性質
- 重いもの
- 冷たいもの
- 適度な油分のあるもの
ピッタにオススメな食事の性質は上記の通りです。
これはピッタの性質の「軽い」「熱い」と対になっている性質です。（微油性を除く）
ピッタはこのような性質があるので、反対のものを食べることでピッタは鎮静させられます。
ピッタはほかにも「鋭い」などの性質があり、それらは刺激物として分類されています。
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ピッタがとりたい食べ物の例
- 穀物：米、小麦、大麦製品
- 豆類：小豆、野豆、インゲン、豆腐
- 野菜：甘味と苦味の野菜（キャベツ、マッシュルーム、ジャガイモ、サツマイモ、オクラ、芽キャベツ、ズッキーニ、キュウリ、アスパラガス、ブロッコリー、ナス、葉野菜、レタス、ほうれん草、カリフラワー、セロリ、レンコンなど）
- 乳製品：牛乳、バター、ギー、無塩チーズ、ヨーグルト
- 油：オリーブオイル、ヒマワリオイル、大豆油、ギー、ココナッツオイル
- 甘味料：大麦の麦芽、果糖、メイプルシロップ、黒砂糖、白砂糖（少量）
- 果物：最適に熟し果実の多いもの（イチジク、ブドウ、ココナッツ、バナナ、ザクロ、ナツメ、リンゴ、オレンジ、マンゴー、プラム、メロン、ナシ、桃、パパイヤ、洋ナシ、アプリコット、柿、なつめ、アボカド、ザクロ、レモンなど）
- 調味料：チャツネ（マンゴー）、コリアンダー、黒コショウ（少量）
- 種子類：ヒマワリ種子、ココナッツ
- 肉類：鶏肉、七面鳥（むね肉）、ウサギ、シカ
- 飲み物：水、フルーツジュース
注意ポイント
①冷たいものをとるとき冷たすぎないようにする
②すっぱいものが欲しい時はレモンやライムを使うとよい
上記はピッタ体質やピッタが乱れがちな人におすすめな食材です。
ピッタ体質の人はピッタを増やす食事（酸味のあるものや辛いもの）を好む傾向があるので、さらにピッタが増えやすくなります。
もし自覚があるのであれば、今まで食べていたものを上記のリストの中から代わりになるものを選んでみてください。
それによって体調がかわったと実感ができるはずです。
イライラや何かをしなくてはいけないという脅迫観念もピッタの乱れとされています。
それが発生しているのは、食事が原因という可能性もあります。
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ピッタが取り入れたい調理方法
ピッタが取り入れたい調理方法は「蒸す」・「生のまま」です。
ピッタは微油性が良いとされているので、ある程度油分は残したまま調理できる方法が蒸す調理方法です。
魚や青野菜において蒸す調理方法は栄養を残すことができる方法だといわれています。
また、生のままというのは野菜や新鮮な魚にいえることです。（魚も本当は調理したほうがいいですが）
冷たい状態で食べることができるので、体に余計な熱を生み出さずによいわけですね。
これらはピッタは消化力が強い傾向があるので、体に入ってきた栄養をしっかりと消化して体内の栄養分とすることができます。
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ピッタにおすすめな「食事の味」
ピッタ向けの味
- 甘味：穀類、イモ類、果物類
- 苦味：青野菜、ナス、山菜
- 渋味：豆類、柿、緑茶
ピッタにおすすめな食事の味は上記の通りです。
ピッタは夏に増大して、秋に増悪します。
秋の味覚はピッタを下げるのにぴったりなものばかりです。
たとえば、さつまいも、くり、秋茄子、はくさい、シイタケなどです。
これらはピッタを鎮静してくれるので、ピッタが乱れがちな人はこのような食材を食事でとるようにしてみましょう。
ただし、旬のものが完全に違う場合は、旬の食材を食べることを優先し、これらの味を多めにとるようにしましょう。
ピッタの人は酸味が好きな傾向がありますが、これは一番ピッタを増やす味です。
なので、酢などの酸味は控えて、フルーツなどを代わりに食べるようにしましょう。
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ピッタがとらない方がよい食物
余分な熱を生むもの
- 肉類：牛肉、チキン、アヒル、ラム肉、豚肉
- 卵類全般
- 塩、醤油、みそ
- トウガラシ
- アルコール
ピッタがとらない方がよい食べ物は上記の通りです。
これらはピッタの「軽い」「微油性」「熱い」「鋭い」という性質と「酸味」「塩味」「辛味」が反映されています。
ピッタの性質のものを摂取するとピッタが上がってしまいます。
特にピッタの人は責任ある立場を担っているゆえに、ストレス発散をアルコール類にたよってしまうこともよくあります。
お腹が緩くなりがちな時やイライラして人に当たってしまいがちなときには、食べ物をいったん見直してみましょう。
もしこれらの食事を摂取していたなら、最初にご紹介したオススメの食べ物を取り入れるようにしてみてくださいね。
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ピッタのおすすめメニュー
- 鶏だんごと水菜とお揚げのスープ
- セリそば
- レンコンのすり流し
- あさりと生海苔と春雨のスープ
- ソラマメとエンドウ豆と湯葉のあんかけ
- エンドウ豆とブロッコリーのポタージュ
- ココナッツと鶏肉のスープ
ピッタを食事で整えよう
ピッタの食事に関して一通りみてみて、どのように思ったでしょうか。
今まで気にせずにいた食事や、体調によって欲しいと思いがちな食事に対して傾向が見えたかもしれません。
ピッタの人は有言実行で一生懸命ケアをしてくれるタイプがほとんどです。
それゆえに、「これを食べなくてはいけない！」と考え、体の調子と異なったものを、思考で選んでしまうことがあります。
なので、今回紹介した食べ物も「常に食べればいいというものではない」ということは覚えておいてほしいと思います。
今回紹介した食べ物を選んで、「体の調子はどのように変わったかな？」と実験がてら食べると、楽しく日常の中で続けられるはずです。
ピッタの人がしっかりすれば（いろいろな分野でリーダーになっていると思うので）組織が円滑に進んでくれて、周りに回って社会貢献につながっていくはずです。
ぜひとも楽しんで続けてみてくださいね。
参考文献
