ヴァータ(風)

ヴァータは呼吸が乱れやすい。アーユルヴェーダのケア方法を紹介

アーユルヴェーダを始めたばかりの人が一番気になるのは、やっぱり自分の体質ですよね。
どのようなものが自分にピッタリ合っているのか知りたいのは当たり前です。

でも、ほんとうにきをつけていきたいのは、「今あなたのどのドーシャが乱れているか」ということ。

それを知ることで、自分の体を的確にケアできるようになり、結果として自分らしい人生を歩めるようになるのです。
そこで、現代人が乱れに乱れている「ヴァータの乱れ」について今回は説明していきます。

こんな方におすすめ

  • アーユルヴェーダのヴァータの乱れついて知りたい
  • ヴァータをケアする方法を知りたい
  • ヴァータ体質の注意点を知りたい
MISAKI
ヴァータは誰もが一番最初に乱れるドーシャだから、すべての人に役立つ情報をお伝えしています

ヴァータの特徴的な乱れ3つ

ヴァータの特徴的な乱れとしてあげられることをまず説明していきます。

もしあなたがこれらの状態に当てはまっていたら、今すぐヴァータを整える行動をとってあげると良いでしょう。
ヴァータを整えることで、体全体が整ってくるので、同時に心の乱れも穏やかになってきます。

心の乱れをケアしたいあなたも、体をケアしてあげましょう。
体と心がつながっているということが、感じられるはずですよ。

ヴァータの乱れ①肌や髪が乾燥する

ヴァータの乱れその1ですが、「肌や髪が乾燥する」というものがあります。

ヴァータは「乾燥」というグナ(性質)を持っています。そのため、人間の体の中のヴァータのレベルが上がってきてしまうと、だんだんと乾燥という状態が体に現れてきてしまうのです。

  • 髪の毛が乾燥する(枝毛ができる)
  • 唇が乾燥する
  • 肌が乾燥する(ひび割れる)
  • 大便が硬くなる(便秘)

この状態になっていたら、乾燥していると思ってくださいね。乾燥は老化につながるとアーユルヴェーダでは考えられているので、みずみずしい若々しさを保つために、今すぐケアをしてあげましょう!

MISAKI
ケアの方法はこの後に書いてあるので、読み進めていってくださいね。

ヴァータの乱れ②動きや話し方が支離滅裂になる

ヴァータの乱れその2は、気持ちや行動の面で現れてきます。

ヴァータの性質には「速い」という性質があります。この性質はよい時に出ているといろいろなことに挑戦したり、素早くいろいろな行動をとれます。

しかし、これが乱れてしまって、それぞれの人が持つ標準値(ヴァータのレベルはそれぞれ人によって異なります)よりもヴァータのレベルが多くなってしまうと、行動や話し方が支離滅裂になってしまいます。

  • 話がまとまらない
  • ひとつの行動が完結せずやりっぱなし
  • 終了させるべきタスクが終わらない
  • 頭の中が散らかった感じがする

このような状態になってしまったら、あなたのなかのヴァータの「速い」や「軽い」という性質が上がってきている可能性が高いです。
気持ちが落ち着かずに、そのまま行動してしまうとヴァータをさらに乱してしまう原因になります。

今すぐにケアをしてあげるようにしましょう。

ヴァータの乱れ③甘いものがむしょうに食べたくなる

ヴァータの乱れその3として、甘いものがむしょうに食べたくなる状態があります。

これは、ヴァータの「軽い」という性質が乱れてしまっている状態でしょう。ヴァータにはほかにも「軽い」というグナ(性質)があり、フットワークの軽さや体重の軽さ、気持ちの軽さなどを表しています。

しかし、体内のヴァータが増えると、ほかのグナと同じようにこの「軽い」という性質も乱れます。

  • 甘いものやしょっぱいものが食べたくなる
  • 脂っこいもの、カロリーが高いものが食べたくなる
  • 地に足がついていない感覚がある
  • 同じ量を食べているのに体重が減る

このような状態になっていたら、ヴァータが乱れています。そして、体は自然に食べるものによってヴァータを整えようとして甘いものやカロリーの高いものをとろうとします。
しかし、その対象がジャンクフードだと、体のバランスを乱してしまうので、食事には注意をした方がよいでしょう。

ヴァータはトリドーシャの中で一番乱れやすい

ヴァータはトリドーシャの中で一番乱れやすいドーシャです。

トリドーシャとは、アーユルヴェーダで使用される体と心を整えるための理論です。

そのトリドーシャの中で一番動きの幅が大きく、乱れやすいのはヴァータドーシャなんですね。

ヴァータが乱れやすい理由

ヴァータが乱れやすい理由は、ヴァータは体のなかで一番大きな流れの動きがあるからです。

ヴァータというと、「動き」というグナ(性質)があります。

その動きというのは、体を動かすための意識的な動きから、内臓や呼吸、体液の運搬、自律神経などの無意識的な動きが含まれます。

とくに、自律神経は乱れやすいことで有名ですよね。

最近は自律神経を整えて体調を良くしようという動きが流行っていますが、これは「ドーシャを整えよう」というのとアーユルヴェーダ的には同義語です。

ちなみに、軽く自律神経について説明すると、自律神経には「交感神経」と「副交感神経」が存在して、それぞれが体のアクセルやブレーキ的な存在といわれていています。

その自律神経の「交感神経」つまりアクセル的な役割を担うのが、「ヴァータドーシャ」と「ピッタドーシャ」です。

自分の体が「行くぞ!」となったときにグンと活動するエネルギーをあたえてくれるものです。

一方、「副交感神経」はブレーキ的な役割を担っており、これが優位になるとリラックスモードに入ります。

つまり、アーユルヴェーダ的に言うと「カファドーシャ」が優勢になっているときです。

で、ストレスがかかると交感神経が優位になるので、ヴァータやピッタが乱れたときの状態を引き起こしやすいのです。

さらに、ヴァータドーシャ自体が「動き」ということで、神経系動きの役割も体内で果たしています。

つまり、ストレスがかかると、ヴァータドーシャのフィールドである神経が乱れることで、ヴァータドーシャが乱れるという影響より体の症状として現れるのです。

MISAKI
色々言いましたが、ヴァータは乱れやすいということと、「ヴァータ⇒ピッタ⇒カファ」の順番で乱れると覚えておいてくださいね

代表的なヴァータの乱れを整える方法4つ

ヴァータが乱れやすいことは分かったともいますが、それでは、その乱れたヴァータはどのように整えていけばよいのでしょうか。

その方法は大きく4つあります。

実際にまだまだありますが、とりあえずこれからご紹介する方法を行えば、基本的にヴァータの乱れを落ち着けることはできるはずです。

ぜひともやってみてくださいね。

ヴァータを整える方法①プラーナヤーマ(呼吸法)

ヴァータを整える方法で、一番簡単にできるのは「プラーナヤーマ(呼吸法)」です。
プラーナヤーマというとちょっと難しく感じるかもしれませんが、私たちは無意識にしっかりとこれを行っています。

たとえば、気持ちがそわそわして落ち着かないときに、それを落ち着けようとして深呼吸をしますよね。この呼吸のコントロールもプラーナヤーマのうちにはいってくるといえます。

では、実際にヴァータが乱れたときにどのように「プラーナヤーマ」を行えばよいのかを説明します。

プラーナヤーマの方法

  1. 息を5秒間かけてゆっくりすう
  2. 息を10秒間かけてゆっくり吐く
  3. 1~2を5回繰り返す

たったこれだけの方法です。

学生時代の部活や、ちょっと緊張した時にこのような呼吸をおこなったことがあるはずです。

これは、呼吸をコントロールして、ヴァータが乱れたときの浅くなった呼吸を深く取り入れて、バランスを整えてあげている状態です。

いつでもどこでもできるので、「ヴァータが乱れている気がする!」と思ったらすぐにやってみましょう。

心が落ち着いてきた感じを感じられたら、それで成功ですよ。

ヴァータを整える方法②ゆっくり行動する

ヴァータを整えるのに重要なのは「ゆっくり行動する」ということ。

「速い」というヴァータの性質が乱れていると、行動がそそっかしくなりがちなので、これを整えてくれます。

その方法は簡単で、忙しい時こそゆっくりと行動してみるということ。

忙しいという状態は、それだけでもうヴァータが乱れている状態です。

なので、自分では気づかないかもしれませんが、普段よりも行動のスピードが速くなってしまっているはず。

なので、意識的に行動をゆっくりしてみることで、ヴァータの「速い」という性質を抑えて、ヴァータを整えることができます。

「忙しいときにそんなことやってられるか!」と思ったときこそやった方が結果的にミスも減るし、心が落ち着くので早く終わる可能性が大です。

ヴァータを整える方法③瞑想をする

ヴァータを整える方法で特に効果的なのは「瞑想をする」ということ。

瞑想は大手企業のGoogleで取り入れられ、名門マサチューセッツ工科大学でも研究されています。

私たち日本人になじみ深い「禅」というものも、座って心を落ち着ける修行のことですね。

古代から現代まで、そのマインドフルネスや瞑想は体や心によいものとされて研究・実践されています。

ヴァータというのは、外界の刺激を受けて乱れます。
なので、瞑想を行うことで、視覚という刺激をシャットアウトし、自分と向き合う時間をとれるのでヴァータが整うのです。

瞑想をしているときにも、頭の中に浮かんでくるさまざまなイメージや過去の記憶などをただ受け流していくことで、頭の中で忙しくいろいろなことを考えていた「動く」という作業を止めることができるのです。

「動く」というヴァータを押さえるのは「止」ということ。

なので、あわただしい日常を過ごしている場合は、5分だけでも良いからまずは瞑想の時間をとって、自分自身と向き合う時間を作ってみましょう。

ヴァータを整える方法④オイルマッサージをする

ヴァータの「乾燥」という性質を整えるのに適切なのが「オイルマッサージ」。

アーユルヴェーダは「オイルマッサージ」が有名ですよね。

それは本場のアーユルヴェーダでも、薬草オイルを使って処置をして治療を行うからです。

なぜオイルをアーユルヴェーダで使うかなのですが、それはヴァータの「乾燥」という性質を抑えて、ヴァータのバランスを整えることで、その人の生命力をアップさせるためだからです。

つまり、私たちが「ヴァータを抑えたい」と思ったら、オイルマッサージしてあげればいいんです。

そのオイルも症状にあった薬草オイルがベストですが、日常のちょっとしたヴァータの乱れだったら、太白ごま油で十分です。

乾燥が気になる部分や、頭、耳、足の裏などを自分でマッサージしてみましょう。

オイルが体に浸透していくことで、オイルの「重い」「なめらか」「油性」という性質が、ヴァータの「軽さ」や「粗さ」、「乾燥」という性質を中和してくれます。

太白ごま油はスーパーでも簡単に買えるので、ぜひともチェックしてみてくださいね。

また、ごま油をさらに体に吸収しやすい状態にするキュアリングの方法は以下に貼っておきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

ヴァータを整えてヘルシーに生きよう!

ヴァータの乱れを整えることで、普段病気がないひとはさらに病気から無縁の生活を過ごせるはずです。

もちろん持病を持っている人でも自分のケアをちゃんとすることで、健康的な生活が遅れることでしょう。

体を整えることは、心の状態を整えることに直結します。

普段焦りや不安を感じている人はヴァータの乱れによる心の乱れです。

小さなことにイライラしない、ドキドキしない、不安を感じない、疲れにくい体をつくるのは、まずはヴァータを整えることから。

日常の小さな気付きによって、あなたのヴァータを整えることができるようになります。

自分の心と体を整えることは、多くの人が無意識のうちに気付いているはずですが、身近な人とのコミュニケーションの改善につながります。

心と体が整っていれば、疲れにくく、気付けば身近な人に対する八つ当たりする機会が減りますよね。

また、心が疲弊していないので、小さなことでイライラすることもなくなります。

そう考えると、やっぱり疲れすぎる前に、イライラしすぎる前に、このヴァータを整えてあげることが大切なんですよね。

ヴァータを多く持っている人はヴァータがほかの体質の人よりも、乱れやすい状態の体を持っています。

なので、人一倍ケアをしっかりしてあげられるとよいですね。

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