こんな方におすすめ
- 台所アーユルヴェーダレメディーを簡単に実践したい
- ギーを使ってアーユルヴェーダを実践したい
- ターメリックを使ってアーユルヴェーダを実践したい
あなたもできるアーユルヴェーダの台所レメディー
アーユルヴェーダというと「頭にオイルを垂らす」とか、「エステ」というイメージがあるかもしれません。
でも、実はアーユルヴェーダはインドで5000年前から使われる伝統医学なのです。
それも、ただ病気になったものを治すための現代医学とはまた違います。
アーユルヴェーダは以下のようなことを目的として使われます。
- 健康を維持したり増進させるため
- 病気を治すため
- 幸福で有益な人生を送り長生きするため
- 心や魂まで健やかに生きるため
アーユルヴェーダは日本人でもよく知る鍼灸やツボといった中医学の元祖です。
人間と自然のバランスを総合的に整えるのがアーユルヴェーダの治療なのです。
でも、病気じゃない人も治療するのがアーユルヴェーダの特徴です。
例えば、ヨーガを始めとした運動だったり、瞑想をして心の平安を保ったり、食事をコントロールして体の状態を整えたりします。
この中でやっぱり気になるのが「食事」です。人間は食べたもので出来上がっています。
アーユルヴェーダでは、食べたものによってその人の性格や気性が決まってしまうとも言われます。
なので、アーユルヴェーダでは台所はお家の薬局やクリニック、そして料理する人はお医者さんなのですね。
日本でもこれはよく言われていますよね。
風邪をひいたときにショウガを入れた味噌汁を作ったよ、とか、暑いから今日はところてんだよ、とか。
これはアーユルヴェーダの台所はホームレメディであるということを表しているんです。
「家族が健康であってほしい」と思ったら、料理を始めとして、健康を保つためのものを作っていけばいいんです。
アーユルヴェーダはターメリックとギーで健康をつくる
そこで、今回は「ターメリックギー」の作り方をお伝えしていきたいと思います。
ターメリックはインドの料理でしょっちゅう使われるものです。
日本語だと「ウコン」ですね。
お酒を飲みすぎてしまったときに「ウコンをとれ!」と言われることもあると思います。
これは、ターメリック(ウコン)の肝機能強化を期待してのことです。
さて、そのウコンですが、簡単に日常に取り入れることができます。
それは、ギー(バターから作られた完全な脂肪分のオイル)とターメリックを混ぜることでかんたんにできる台所レメディーです。
食べることから塗ることまで幅広く利用できるので、1つ常備薬のように作っておくといいですよ。
ターメリックギーの作り方
用意するもの
- ギー(今回は70ml)
- ターメリック(今回は小さじ1弱)
- 鍋
- ザル
- キッチンペーパー
1.ギーとターメリックを用意する
ギーとターメリックを用意して、お鍋にかけていきます。
ギーもターメリックもなんでもよいです。
今回のギーは自作のギーです。
詳細はこちら⇒アーユルヴェーダの最高のオイル「ギー」の作り方と使い方を解説
また、ターメリックは以下のものを使用しています。
2.ギーを湯煎にかける
最初にギーを投入して溶かしていきます。
3.ターメリックを投入する
ギーの中にターメリックを投入します。
じんわりとターメリックがギーを吸っていきます。
ゆっくりと混ぜながら30分程度弱火で湯煎をします。
4.温かいうちに濾過をする
キッチンペーパーを敷いたザルを使って濾過をします。
ギーが温かいうちに濾過をしてビンの中に入れてしまいましょう。
夏ならぎーは室温で液体なので良いのですが、冬場に行うとギーが固まってしまって濾過ができなくなってしまいます。
これを耐熱容器にいれて完成です。
ターメリックについて知りたい
ターメリックと聞くと、肝臓に良いというイメージがあると思います。
でも、アーユルヴェーダではそれだけではないのです。
アーユルヴェーダではヴァータを上げて、上がってしまったピッタとカファを鎮める働きがあります。
是非ともターメリックについて深く知っていきましょう。
ギーの作り方やおすすめを知りたい
ギーは無塩バターで簡単に作ることができます。
でも、そんな手間をかけていられないという人は、下のリンクからおすすめのギーをご覧ください。
簡単においしいギーを手に入れることができますよ。
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アーユルヴェーダの台所レメディー「ターメリックギー」の作り方
ターメリックギーでアーユルヴェーダを楽しもう
ターメリックギーを作ると、何となくアーユルヴェーダをやっているという感じになりますよね。
それでいいんです!
ひとつひとつは小さいことですが、作って使ってアーユルヴェーダはあなたの生活の中に浸透していきます。
出来上がったターメリックギーをやけどしたところに塗ったり、食事に入れてみたりしてどんどん楽しみましょう。